変容する無責任体質社会、税金に近い人達の「甘えの構造」

何度も映画化され、舞台でも好評を得ている百五十年前の小説には、
人間が生きていくのに必要な「最低限の矜持」がありと、普遍的な題材
が広く認知されているから・・・。

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不屈の精神の清廉さやらが、汚れきった現代には新鮮なのかも・・・。



「レ・ミゼラブル」
 
パン泥棒のジャン・バルジャンの生涯を描いた大河小説の映画化作品。
で、「パン泥棒」という些細な犯罪と、以下のような「十円泥棒」が重なる。

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今年5月、和歌山県高野町高野山の金剛峯寺で地蔵の前に供えられた賽銭
(さいせん)10円を盗んだとして、窃盗罪に問われた大阪府和泉市の無職、
鶴原正文被告(66)に対する控訴審の判決公判が20日、大阪高裁で開かれた。
的場純男裁判長は、懲役1年8月(求刑懲役2年6月)とした1審和歌山地裁判
決を「10円の窃盗でこの量刑は重すぎる」と破棄。
その上で「10円とはいえ現金。刑事責任は軽視できない」として、改めて懲役
1年の実刑判決を言い渡した。

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弁護側は1審段階から、「賽銭で遊んでいただけ」と無罪を主張。これに対し、
的場裁判長は判決理由で「弁解は不合理で信用できない」と窃盗の故意を認定
した。
判決によると、鶴原被告は今年5月13日午後、金剛峯寺にある織田信長供養
塔で、地蔵の前に供えられていた賽銭の10円玉を盗んだ。

産経新聞 2012年12月20日11時50分
http://news.livedoor.com/article/detail/7251099/
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法の適正適用といえば、「はい、その通り」ですね。

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で、終わりだが、これはちょっとと納得出来ないのは、以下に貼り付ける
さまざまな「詐欺」において、法の適正運用の拡大解釈しても・・・。

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埼玉県から看護師養成学校運営のための補助金をだまし取ったとして、補助金
適正化法違反などが確定した同県越谷市の学校法人「平和学院」(2008年に
破産)に対し、県が返還を求めていた補助金約2900万円が戻らず、回収を断念
していたことがわかった。
補助金は主に暴力団関係者からの借金の返済に充てていたとされ、多額の公費
が反社会的勢力に流れたまま取り戻せなくなった形だ。
県医療整備課によると、回収を断念した補助金は昨年3月に「不納欠損」として処
理された。同課によると県は看護専門学校を経営する同法人に1992年度から毎
年、3000万円前後の「看護師等養成所運営費補助金」を支給。
2001年度までの10年間で総額約3億円に上る。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121221-OYT1T00790.htm
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税金がどこに流れていくかに暗澹たる気持ちになる。
だが、それ以上に首謀者以外の者が、のほほんとしていられるシステム
には、いささか・・・。

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その代表格の「詐欺事件」が以下のものだろう。

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【AIJ詐欺事件】
浅川社長ら3人逮捕 取締役の女も逮捕方針
2012.6.19 11:10 (1/2ページ)

AIJ投資顧問社長の浅川和彦容疑者(左)、アイティーエム証券社長の西村秀
昭容疑者AIJ投資顧問による年金資産消失事件で、警視庁捜査2課は19日、
年金基金に虚偽の運用実績を示して年金資産をだまし取ったとして、詐欺容疑
などで、AIJ社長の浅川和彦容疑者(60)と傘下のアイティーエム証券(ITM)社
長、西村秀昭容疑者 (56)ら3人を逮捕した。AIJの取締役の女(53)について
も逮捕する方針。
捜査2課は同日午前、東京都中央区日本橋のAIJ本社など関係先を家宅捜索
した。捜査2課は東京地検特捜部や証券取引等監視委員会と連携し、1千億円
を超える年金資産が消失した問題の全容解明を進める。
捜査関係者によると、浅川容疑者らは昨年、東京都と長野県の年金基金に対し
て虚偽の運用実績を示し、年金資産を運用すると偽ってファンド商品を販売し、
年金資産約70億円をだまし取った疑い。西村容疑者らはAIJが年金資産を運用
していなかったと知りながら、販売に関与していた疑いが持たれている。
集めた資産は、解約希望者の解約料払い戻しなどに充てられていたとみられる。
捜査2課は今後も調べを進め、最終的な立件額は80億円前後になる見通し。
関係者によると、AIJは平成14年ごろから年金基金の資産を預かりデリバティブ
(金融派生商品)などで運用。当初から損失が出ていたが、顧客には「運用実績
は好調」などと偽りファンド商品を販売していた。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120619/crm12061911100010-n1.htm

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<年金消失>AIJ社長、近く強制捜査…警視庁
毎日新聞6月17日(日)2時32分

AIJ投資顧問による企業年金消失問題で、警視庁捜査2課は同社の浅川和彦
社長(60)と傘下のアイティーエム証券の西村秀昭社長(56)ら数人について、
近く詐欺容疑などで強制捜査に乗り出す方針を固めた。1000億円を超す巨
額の年金資産を消失させた問題は刑事事件に発展する見通しとなった。
浅川社長は国会での証人喚問で「だますつもりはなかった」と犯意を否定。
しかし捜査2課は、水増しした虚偽の運用実績に基づき顧客の厚生年金基金
から資金を集めていた行為が、詐欺容疑に当たると判断した模様だ。
証券取引等監視委員会のこれまでの調べで、AIJが年金基金に虚偽の運用実
績を示して勧誘していたほか、09年4月以降は新規顧客からの受託資産を解
約顧客への支払いに充てていたことが判明。この際、新規顧客には、目減りし
た投資信託の価格を虚偽の運用実績に基づき水増しした価格で販売したことも
分かっている。
捜査2課はこうした事業実態について4月から捜査を開始。年金基金側の聴取
を進めるとともに、浅川、西村両社長からも任意で事情を聴き、取引実態の解
明を進めてきた。【前谷宏、浅野翔太郎】

http://news.biglobe.ne.jp/domestic/0617/mai_120617_9123731090.html
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だますつもりなかった…AIJ社長、謝罪の弁

巨額の年金資産を消失させた「AIJ投資顧問」(東京都中央区)の
浅川和彦社長(59)は27日、衆院財務金融委員会の参考人質疑に
出席し、謝罪の言葉を繰り返した。
高利回りをうたい、多くの顧客から資金を集めたトップの面影はなかったが、
「最初からだますつもりは全くなかった」などと、長年顧客を裏切り続けたことは
きっぱりと否定した。
浅川社長は午前10時半過ぎ、紺のスーツに白いワイシャツ、水玉のネクタイ姿で
衆議院分館3階の委員会室に姿を現した。口元を結んで着席し、緊張した
面持ちで傍聴席に目を走らせた。
目の前で、他の参考人が「運用が好調であるかのように装った。極めて悪質」
とAIJを非難する意見を述べると、力無くうなずいた。
発言のため立ち上がると手を前に組んだり、小刻みに体を揺らしたりと
落ち着かない様子。大手証券の元敏腕営業マンの片鱗(へんりん)は
見られない。
「受益者のみなさんにおわびしたい」「一軒一軒謝罪したい」などと、神妙な様子で
何度も謝罪の言葉を口にする一方、「損した形で(顧客に)返したくなかった。
取り戻せる自信があった」と釈明も。
委員から「いつから顧客をだまそうと思っていたのか」と再三問われたが、
「だますつもりは全くありません」と語気を強め、「(2008年の)リーマンショックの
時も、損はしていない。09年3月まではもうかっていた。4月以降に損をした、
という認識だ」と強気の姿勢を見せた。

読売新聞 2012年3月27日
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120327-OYT1T00603.htm

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AIJ社長「だます気なかった」=年金消失問題で謝罪-衆院財金委

顧客から預かった巨額の年金資産を消失させたAIJ投資顧問(東京)の
浅川和彦社長は27日午前、衆院財務金融委員会に参考人として出席した。
浅川社長は多額の損失について「取り戻す自信はあったが、責任を痛感して
いる」と謝罪する一方、「最初からだます気はまったくなかった」と釈明した。
2月の問題発覚後、浅川社長が公の場に姿を見せたのは初めて。

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質疑で、AIJとして過去9年間に顧客から合計で約27億円の報酬を得ており、
浅川社長の年収は7000万円前後に達していたことを明らかにした。
浅川社長は、損失が発生していたにもかかわらず、自分が水増しした偽の
運用利回りなどの数字を示して顧客向けの運用報告書を改ざんさせたと説明。
ただ、「詐欺というつもりはまったくなかった」と強弁した。新規の顧客から集
めた資金を解約に充てていた点には「既存客と(新規客が)入れ替わるだけで、
運用はしている」と弁明。顧客を欺いて運用契約を結んでいたとの指摘を否定した。

http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&k=2012032700318

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顧客に対しては「運用財産を平等かつ公正にお返しすることが今考えられるこ
とだ」との意向を示した。しかし、実際に返金できる資金はほとんどなく、返す
見込みを問われると「私どものファンドについては分別管理されているから、
返すお金はファンドの中での範囲となる。どうするかは今、答えられない状況だ」
との答弁にとどまった。委員からは真相解明には程遠いとして、浅川氏らの証
人喚問を求める声が上がった。(抜粋)

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/03/28/kiji/K20120328002921800.html



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「騙すつもりはなかった」での大金溶かし、十円泥棒で懲役一年
これが公平な世の中・・・。

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「騙すつもりはなかった」政権なんてのもあったが、国民には断罪された。

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厚生年金と国民年金の公的年金積立金を運用し、
世界最大級の資産規模を持つ年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、
今月中にも新興国への株式の投資を開始する。
運用成績の低迷と年金の支払額増加で資産残高が急減しているため、
リスクは高いがリターンも大きい新興国への投資を取り入れ、年金財政の改善
を目指す。
投資対象国は中国、インド、ブラジル、韓国など計21カ国。
GPIFの現在の運用資産構成は、国債を中心とした国内債券が約7割を占め、
国内株、外国債券、外国株が各1割前後だ。
外国株は先進国に限ってきたが、一部を新興国株に振り向ける。
ただ、投資規模は数千億程度にとどめる。
リスクが比較的高いとされる新興国株式に投資する背景について、
大江雅弘企画部長は「新興国の株が市場で存在感が増し、投資しないと機会
損失になりかねない」と説明。
「低調が続く運用益の向上を求める声が最高潮に達している」(市場関係者)と
いう市場の圧力もあった。
GPIFの平成23年度10~12月期の運用利回りは2四半期ぶりにプラスを確保し、
年度ベースでも前年度の赤字から2年ぶりに黒字を確保する見通しだが、
足元では欧州債務危機の再燃で市況が悪化しており、再び赤字に陥る可能性もある。
 一方、年金受給者の増加で支払額が保険料と税収入を上回って推移。
21年度から今年度までの積立金の取り崩し額は20兆円規模となり、
資産残高は2年間で8兆円超減少した。
 大和総研金融調査部の菅野泰夫主任研究員は
「先進国の同時株安が続く今、分散投資は不可欠。
成長が期待できる国や事業に投資してリターンを得る姿勢は今後さらに強まる」
と指摘する。

http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120615/fnc12061501090000-n1.htm
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殴りたい衝動に駆られても、殴れば「犯罪成立」だもの。

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「レ・ミゼラブル」の翻訳では、邦題が「ああ、無情」となっている。
犯罪行為でもまた日本を取り巻く状況でも、そして日本の発狂したマスコミの論調
にも、この邦題の気持ちになるのは、年末のせい?



「ああ、無情」 アン・ルイス


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